歩行開発研究所の研究内容が朝日新聞で紹介されました。
「直立二足」の謎 追う
メカニズム研究
大阪府茨木市にある「歩行開発研究所」の所長で関西医科大学名誉教授の岡本勉さんは40年以上、歩行の謎に迫ろうとしてきた。太ももやふくらはぎなどに電極をつけ、人が歩く時に使う12種の筋肉の活動を記録した0歳児から80代までの「筋電図」が延べ千人分以上残る。
岡本さん本人、長女で京都大学非常勤講師の香代子さんを含め、同一人物の経年変化を記録し、成長、老化に伴うデータが豊富なのが特徴だ。...
岡本さんは「赤ちゃんの独立歩行は人としての歩行獲得のゴールであり、スタート」と話し、赤ちゃんが自力で歩けるようになる仕組みの解明を目指す。
立ったままの姿勢を維持する筋肉の働きの解明がカギになるといい、「歩けなくなった人の歩行機能を復活させる手法がわかるのでは」。香代子さんは期待をかける。(藤井匠)